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品質の良いお茶を作るために
~茶畑に「茶草」を敷きつめる~
ここでは、ススキについて茶草として取り上げられていますが
静岡・掛川市東山地区では、茶畑に周辺に広がる「茶草場」と
いわれる採草地の存在が見直されている。
茶草を茶栽培に使用する
では、そのススキを敷き詰めることは茶栽培にいいの?その効果とは
- 日本の一部の茶産地では茶園周辺にあるのススキ等の野草(以下、茶草)を茶園に敷き詰める作業が毎年、秋から冬にかけてれており、この作業は「品質の良いお茶」を生産する技術として高い炭素貯留効果が期待されます。
- 茶草の投入は、茶の品質が良くなるとされ古くは全国の茶産地で行われていたと考えられていますが、現在では行われる地域は減少しています。
- 福岡県、埼玉県、三重県ではほとんど行われておらず、静岡県、鹿児島県、沖縄県の一部の産地と、京都の篤農家で行われているのみです。
ススキの炭素固定能力とは
- ススキ草地:5~24t/ha
- 木材:3~5t/ha
- ススキ草地は、森林に比べて1年間の生産量が大きく、炭素固定能力が大きい。
また、毎年刈り取りを行うことで高い炭素固定能力が維持される。 - 微生物の分解による炭素の排出は未知なものの、ススキは分解が遅いことから、土壌中の滞留期間が長いのと特徴です。
敷き込みの割合
- 理想的には茶園1に対してススキ草地1が必要であるとされており、モデル地区の調査では、地域外からの持ち込みを除き、茶園1に対して草地0・6 の割合で茶草草地が利用されていいます。
このことから茶園1haあたり、1年でおよそ3~14tの炭素の貯留が試算されます。
- 一方、ススキに固定された炭素だけでなく、刈り取り後のススキ草地も炭素含量が多いことが知られています。
- 現在、複数の研究機関で調査が進められているところですが、土壌中の炭素含量は、刈取り後のススキ草地の方が放棄された草地に比して高いという観測事例があります。
1 - このことから、茶草の敷き込みよる炭素貯留量を正しく評価し、作業を推進することにより、茶栽培において炭素貯留の効果で品質の高いお茶を生産できる可能性が期待されるところです。